国際教養大学の面接対策を教えてください！
「国際教養系 大学・学部 受験専門塾」GTE®PREP では、国際教養大学を目指す高校生を応援しています。
この記事では、国際教養大学（AIU: Akita International University）の総合型（AO）や学校推薦などの入試で課される面接対策を徹底解説していきます。
⇒ 国際教養大学の入試の全体概要については、こちらの記事をご参照ください。
※ この記事の情報は、すべて令和６年度入試（2024年入試）に基づいています。
※ 編入転入学試験、外国人入試、社会人入試については割愛しております。
※ 本記事は筆者が独自に執筆しまとめたものです。正確な情報を得たい場合は必ず大学の公式情報をご確認ください。
（※ 目次をクリックすれば、どこからでも読めます）
国際教養大学で面接対策が必要な入試形式
国際教養大学で面接対策が求められる入試形式は、下記の通りです。
※ 各入試をタップすると、攻略情報を参照できます。
- 学校推薦型入試
- 総合型選抜（AO）入試（4月入学の I と9月入学の II の両方で必要）
- グローバル・セミナー入試
- グローバル・ワークショップ入試
- ギャップイヤー入試
国際教養大学の面接対策 －学校推薦、総合型（AO）、グローバル・ワークショップ、グローバル・セミナー入試－
学校推薦、総合型（AO）、グローバル・ワークショップ、グローバル・セミナー入試の個別面接では、日本語と英語、両方での面接試験が課されます。
試験官は日本語面接担当者２人、英語面接担当者１人の計３人がおり、まずは日本語で質疑応答、その次に英語で質疑応答を行います。
面接時間については、約１０～１５分程度、長くても２０分程度のようです。
どのような質問がされるのか知りたければ、「AIU を広め隊」が一番の情報ソースになるでしょう。ウェブサイト、面接で実際に聞かれた質問集、Note 記事、にさまざまな情報が載っていますので非常にありがたいです。ぜひ参考にしてみてください。
質問内容を見ると、「自己アピール書の内容にからめた質問」と「自己アピール書に関係しない質問」が半々くらいのようです。
面接練習では、自己アピール書に関することだけではなく、社会動向に関して広く知り、自分なりの考えを持つようにするとよいでしょう。
国際教養大学の面接で特徴的なのは、「もしあなたが～だったら、どうする？」という質問が頻出することです（ちなみに、英語エッセイでも頻出です！）。
過去の GTE プログラムに参加し、現在は国際教養大学の学生たちに聞いてみても、「もしあなたが～だったら、どうする？」系の質問は、みんな質問されたようです。
思ってもみなかったことを聞かれるとビックリすると思いますが、正解はありませんし試験官はあなたのことを知りたいだけなので、むしろ楽しんで考え、「私ならこうする！」と自分の考えで回答するといいですよ。
ちなみに、面接でも英語エッセイと同じく、トピックセンテンス ⇒ 展開文 の流れで回答すると伝わりやすいです。
まずは端的に言い切る！ 言い切った後で、「理由は～」「具体的には～」「こういう手順で～」などと詳細を展開するといいですよ。ぜひ練習してみてください！
英語面接を不安に思う人が多いと思いますが、ゆっくり、はっきり、フレンドリーに質問をしてくれるようです。AIU を広め隊の YouTube に模擬面接動画がありますので（タップすると YouTube にとびます）、それを使って練習してみるのもオススメです。
国際教養大学の面接対策 －ギャップイヤー入試－
ギャップイヤー入試の面接形式は、他の入試形式とは異なります。
質疑応答の前に、まず日本語で、ギャップイヤー活動計画のプレゼンテーションを 10 分程度行います（ホワイトボードの使用 OK）。ついで、プレゼンしたギャップイヤー活動を基に、日本語と英語の質疑応答が行われます。
このようにギャップイヤー入試では「プレゼン ⇒ 質疑」という流れなので、下記３点の対策が推奨です。
■ ギャップイヤー入試の面接対策
- ギャップイヤー活動計画書を基に、プレゼンのリハーサルを何度も行いましょう。
- リハーサルでは時間を測り、10 分程度（最低 7～8 分）のボリュームで話せるようにしておきます。また、ホワイトボードや黒板を使って、キーワードや図表を書きながら行ってみましょう。
- プレゼンは日本語だけでなく、英語でも練習することをオススメします。プレゼンは日本語ですが、質疑応答は日本語と英語の両方なので、質問を理解するのにも回答するのにも役立ちます。
国際教養大学の面接対策 －グローバル・セミナー入試の集団面接－
グローバル・セミナー入試では、個別面接とは別に集団面接が課されます。
集団面接では、複数人の受験生がグループになり、日本語でディスカッションを行います。
ディスカッション内容は非公開ですが、AIU を広め隊によると「～に関して、賛成か、反対か？」「～と～、どちらが良いか？」といったテーマで、ディベート形式で進めることが多いようです。
ディベート形式で問われることは、一般選抜 C 日程の英語小論文（Essay writing）でも頻出です。参考までに、ディベート形式で問われた過去問をまとめます。
| 入試形式 | 年度 | 設問のテーマ |
|---|---|---|
| 一般選抜 C 日程 | 2023 | 批判的思考か、創造性か |
| 2022 | 成長型マインドセットか、固定型マインドセットか | |
| 2019 | 資本主義と社会主義それぞれの利点と欠点 |
グローバル・セミナー入試では自由英作文は課されませんが、一般選抜 C 日程の過去問を使って Essay writing の練習をぜひしておいてください。集団面接対策になりますし、他の入試形式で再チャレンジするときにも、さらには入学後にも役立ちますよ。
また、グローバル・セミナー入試は、同じ高校で受ける人が他にもいることでしょう。放課後や昼休みを使って、同じ高校の受験生同士でディベートをしておくこともオススメです。
さいごに
国際教養大学の受験、やっぱり難しそうです。
でも、今まで何をすれば分からなかったのが段々見えてきました！
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