ビジネスプランの具体例、もっと教えてください!
同じ高校生や中学生をターゲットにしたビジネスプランがあればうれしいです。
高校生5人が書いた実際のビジネスプランを例に、改善点とその理由、オススメの作り方を徹底解説します!
実例その2「BLUE STAR」は、高校生と中学生を顧客にしたファッション関係のビジネスプランです。同じ顧客層でビジネスプランを考える方に参考になるよう、とくにターゲット市場(Target Market)の考え方やマーケットサイズの算出方法を詳しくアドバイスしています!
【 実例アドバイス記事一覧 】
実例その1: 店舗経営型のビジネスプランの例「筋飯 Kitchen」
実例その2: 高校生・中学生を顧客にするビジネスプランの例「BLUESTAR」
実例その3: テクノロジーベースのビジネスプランの例「C-OD 錠」
実例その4: ウェブサービス型のビジネスプランの例「初め美(そめび)」
実例その5: 社会課題解決型のビジネスプランの例「ROCRAYONS」
別ページに、プレゼン審査のコツ 24個と資料の作り方7項目、それと、収支計画(フィナンシャルプラン)の作り方7ステップがあるので参考にしてみてください。
■ この記事で分かること
・実例を基に中学生・高校生が対象顧客のビジネスプランの書き方が分かります。
・高校生がつまずきやすい改善点と、その理由、オススメの書き方が分かります。
・コンテストの審査員が「どんなビジネスプランを期待しているのか?」が分かります。
2022 年度 GTE ビジネスプラン・グランプリ(旧名:DECA JAPAN ビジネスプラン・グランプリ)のファイナリスト5チームを例に、実際に高校生が書いたビジネスプランと、それに対してメンターがアドバイスした内容を公開します。
なお、全体的なビジネスプランの作り方については別の記事でまとめているのでこちらもご参考にしてください。
本記事の実例と、下記の記事の書き方の記事とをあわせて見れば、ビジネスプランへの理解がグッと深まりますよ!
(※ 目次をクリックすれば、どこからでも読めます)
ビジネスプラン事例その2「BLUE STAR ~もっと気軽に!お洒落さんへの第一歩!~」
GTE ビジネスプラン・グランプリ
日本語部門ファイナリスト(入賞)
魚橋陽菜、孫潤優、大野雅 帝塚山高等学校(奈良県)
解決すべき問題(Problem)の原文とアドバイス
■ 原文
メイクがワンパターン
プロにやってもらってみたい
自分じゃ出来ないワンランク上のおしゃれを楽しみたい
ファッションに合うメイクがわからない
遊びやコンサート、握手会、祭り等イベントに行く前、ファッションやメイクですごく悩む
サロンに行くほどお金がない
学校帰りそのまま遊びに行きたいが、制服だととがめられてしまう
■ メンターからのアドバイス
・実体験を基にした等身大の Problem で、とても良いところから出発しているなと思いました。自分自身の Problem であれば、Customer の Problem も具体的にとらえられるので、Solution も具体化しやすいからです。
・反面、Problem が多岐にわたり、何を本当に解決したいのか分かりません。とてももったいないので、下記2点で整理してみてはどうでしょうか?
1.悩みが深いものと浅いものとを分けて、悩みが深いものだけを書く。
2.個所書きだと「なぜこの悩みに至ったのか?」が分からないので、背景や理由が分かるようストーリーを意識して文章にする。
・Problem がズバリ明確に決まっていないと、このあとの Customer や Solution も発散してしまいます。あれもこれもやろうとすると、誰にも刺さらないビジネスになってしまう可能性大です。
・これは私の推測ですが、中高生にとってとても悩みが深いファッションの問題は「お金」と「時間」ではないでしょうか?
・下記のように背景や理由を明確にすると、問題の深さが審査員に伝わりやすいです。
例「遊びやコンサート、握手会、祭り等イベントに行く前、ファッションやメイクですごく悩む。だから、髪型や服装を決めるのに何時間もかけてしまい、いつもイベントに遅刻しそうになる」
例「サロンに行くほどお金がない。だから、何時間もかけて自分で髪をセットするが、どれだけ時間をかけても納得できない」
解決したい問題は、背景や理由が分かるように書く!
顧客(Customer)の原文とアドバイス
■ 原文
10~20 代のワンランク上のおしゃれを気軽に楽しみたい男女
■ メンターからのアドバイス
・Customer を具体化するときは、
「この Problem で最も困っている人は誰か?」
「それはどんな場面なのか?」
という視点で具体化してみてください。
・日常の場面では、これは深い悩みの Problem ではないかもしれません。しかし、コンサートなど特別な場面だと、ファッションやメイクですごく悩みますよね。
・「ワンランク上」という言葉があいまいなので、Customer 像が見えにくいのかも。
・「コンサートなど特別な場所に行く前のファッションやメイクですごく悩む、サロンに行くほどお金が無い 10~20 代の男女」といった感じで要約できるかもしれませんね。
・Customer が明確でないと製品やサービスは売れないので、ぜひ具体的な人と場面をイメージしてください。
顧客を具体的に書けば、製品やサービスの売り方も明確になる!
解決策となる製品やサービス(Solution)の原文とアドバイス
■ 原文
サマリー 「悩む時間をワクワクに変えるサロン」
< 製品やサービスの内容 >
・時間がかかる・自分じゃ出来ない・プロにしてもらってみたい
⇒ プロにメイク・ヘアメイクしてもらえる。
任せるので考える時間がいらない。
プロなので自分じゃ出来ないレベルを提供してくれる
・メイクがワンパターン・もっといろいろしてみたい
⇒ その日のコーディネートや、グッズ(バンドTシャツ・グッズアクセサリー)に合わせてメイクしてくれる。
・学校帰りそのまま遊びたい・コーディネートに悩む
⇒ レンタルにする。流行りの服を借りられる。着替えスペースと荷物を置いて行けるロッカーがある。
< 機能一覧や機能概要 >
・メイク・ヘアメイク
客: 専用サイトでメイクアップアーティストを指名し、予約できる。
飛び込み客は空いているアーティストが対応。サービス後に評価をつける。他より安い。
アーティスト: 店番は1,2人で飛び込み対応。新人や名前を売りたい人が対象。
店番以外は予約が入ったときにお店に来てもらう。
自分の紹介、客が付けた評価をサイトで公開し、アピール出来る。
・ファッション(レンタル)
ブランド: 実際に着て街を歩いたりSNSに乗せたりしてもらえる。
→ 次に流行らせる予定の服、売りたい服を宣伝できる。
売れ残って廃棄する服などを引き取ってもらえる。
客: 最新のトレンドをキャッチできる。
買う前に一度試してみたかったものを気軽に試せる。
服屋さんで、店員さんに話しかけられて試着した後、服を戻すのが気まずいという人も、レンタルだと、そもそも買わないので「試着してみたけど合わなくてやめとこう」という時の気まずさがなく試しやすい。
・専用サイト
メイクアップアーティストと客のマッチング。
当日着ていく服やアクセサリー、グッズ等の写真や「こうしてほしい」などのリクエストをマッチングしたアーティストに伝えられる欄がある。
最新のファッションNEWSなどを各ブランドが発信できるようにする。
■ メンターからのアドバイス
・Solution は解決したい問題(Problem)と内容が一致していないと、審査員が混乱してしまいます。
・また、Problem で書いた言葉と微妙に言葉がちがったり、Problem で書いていない悩みが突然出てきたりしているので(試着をした後で服を戻すのが気まずい)、ぜひ整理してみてください。
・サマリーの「悩む時間をワクワクに変えるサロン」がとても良い! 皆さんのビジネスプランのコンセプトを一言で良く表していると思います。
・しかし、この Solution を見たときの最大の疑問は、
「なぜアーティストやファッションブランドがこのサービスに協力してくれるのか?」
「しかも安くできるのか?」
という点です。
現実的には、相当厳しいです。
・例えばヘアメイクで考えると、新人レベルのアーティストであっても 4,000円くらいはします(「美容師 料金」などで検索してみてください)。
・フリーのアーティストで、名前を売りたくて格安料金にしている人であっても、それなりの値段はします(「くらしのマーケット」が参考になります)。
・また、髪型だけでなく、メイクや服のコーディネートまで任せたいとなると、それぞれ専門分野がちがうのでアーティストが1人で対応することができません。複数人のアーティストのチームが必要なので、むしろ一般的なサロンより高くなる可能性の方が高いです。
・ファッションブランド側で考えても、影響力のあるインフルエンサーになら無償提供するかもしれませんが…
影響力のない一般人へ提供するかは疑問です。
・一つのアイデアですが、美容や服飾をトータルに手掛ける専門学校と提携すれば Solution になるかもしれません。
プロではなく、専門学校の学生に格安でメイクやコーディネートをしてもらうのです。
・専門学校の学生としては、実際に施術や接客をすることでスキルアップになります。
しかも、卒業までに Customer からの良い評価をたくさん得た状態で就職活動や独立ができますよね? だから、専門学校や学生たちは協力してくれるかもしれません。
また、店舗や着替えスペースも専門学校の施設を借りられるかもしれません。
・実際に事例がたくさんあるので、ぜひご自身でも調べてみてください。
それに、周りで実際に専門学校でメイクをしてもらった人はいませんか? いればその人に話を聞いたり、実際に自分自身が実験体となって行ってみてください。
・他のアイデアもあります。
美容院はカットモデルやメイクモデルの募集をすることがありますよね? その際は写真掲載などを条件に、無料や格安で施術しているのを見たことがあると思います。
そういった美容院やフリーのアーティストとのマッチングも可能かもしれません。
実際に、ミニモというウェブサービスがビジネスをしているので参考にしてみてください。
解決策となる製品やサービスが本当に機能するのか、自分の手と足で検証する!
競合優位性(Competitive Advantages)の原文とアドバイス
■ 原文
< 解決策となる製品やサービスの優位性 >
一般的なサロンは、学生にとって高額でなかなか行けない。そこで、このサロンはアーティスト側の要求とかみ合わせて格安でサービスを提供する。
一般的な洋服レンタルサービスはウェブ上で取引することが多いがこのお店は店舗がある。そうすることで学校からの帰り道や、遊んでいてふと思い立ったときに立ち寄って着替えることができる。荷物を置いておけるロッカーも完備している。
■ メンターからのアドバイス
・Solution のときと同じで、「なぜアーティストが格安でサービスを提供するのか?」を明確にしないと、審査員から見て納得のいく優位性にするのは難しいです。
・また、店舗を持つと家賃がかかりますし、店番をする人の給料も必要ですよね? コストがかかるので、価格の優位性がさらに悪化しますよ。
・毎日忙しい中高生としては、学校帰りに遊びに行く日があるとうれしいですよね。着替えスペースやロッカーが格安で手に入らないか、より具体的に検討してみてください。
・ただ、本当に着替えスペースやロッカーがこのビジネスで訴えたい優位性なのでしょうか?
深い Problem を解決するのであれば優位性として訴えるべきですし、Problem が浅ければ他のもので優位性を探した方がよいかもしれません。
競合優位性は、深い Problem だけに焦点を当てる!
ビジネスモデル(Business Model)の原文とアドバイス
■ 原文
*メイクアップアーティスト
*服仕入 広告宣伝費
*レンタルサービス
■ メンターからのアドバイス
・図と矢印で、お金やサービスの動きを分かりやすく示していてとても良いですね!
・顧客からメイクアップアーティストへの「評価」の矢印は消して、本人に直接するのではなく皆さんの会社のウェブサイトに載せると良いと思います。
・言葉があいまいで、ゆらぎもあるので、審査員が混乱すると思います。下記のように言葉を統一すると良いですね。
・「会社」 ⇒ 「自社」に統一
・「ファッションブランド」「ブランド」 ⇒ 「ファッションブランド」に統一
・ファッションブランドについてですが、現実のビジネスとして考えると、ファッションブランドから広告収入を得たり格安のレンタル料にしてもらったりするのは、現実としてかなり厳しいです。
・一般的なウェブ広告の話ですが、広告収入が安定するにはユーザーを数万人獲得する必要があると言われています。
さらに、数が少なくまた購買力が低い中学生、高校生が対象だとすると、宣伝効果が社会人よりも小さいです。
なので、ファッションブランドが皆さんの会社に宣伝広告を出す必要性は、薄いでしょう。
・一つ可能性があるとすれば、企業ではなく個人のファッションブランドならあり得るかもしれません。
最近は、服の生産を工場に外注することで、個人でも安価にブランドを立ち上げられるようになっています。
「個人で作ったブランドを広めたい!」というフリーランスや専門学校生などからなら、服を格安でレンタルできるかもしれません。
ビジネスモデルは表現を統一した上で、図解する!
ターゲット市場(Target Market)の原文とアドバイス
■ 原文
<1年目、3年目、5年目のターゲット市場>
1年目 女子中高生
3年目 女子中高大生
5年目 男女 10~20 代
■ メンターからのアドバイス
・ターゲット市場を決めたら、その市場にどれだけの Customer がいるのか、ざっくりで良いので試算してみてください。
例えば、皆さんのサービスが「実際にあったら利用してみたいですか?」と周りの人に聞いてみて、そこから試算ができます。
・例えば 30 人中 3 人が「利用したい」と答えたとしたら、中高生の 10% は Customer 候補になるかもしれません。
この 10% に、その地域の中高生の総数を掛け合わせれば、超ざっくりですが、「もしこの人たちが私たちのサービスを知ったら、最大これだけの数が私たちの Customer になり得る」というマーケットサイズを見積もれます。
・マーケットサイズを見積もるときは、総務省統計局のページで数字を探せます。
また、ターゲット市場を学生にするのであれば文科省の学校基本調査が役立ちますよ。
世の中には色々な統計データがあるので、ぜひ活用してください。
・また、このビジネスプランは地域を広げることで拡大できると思います。
例えば、1年目は皆さんがいる奈良県で小さく始める。3年目は近畿地方に広げる。5年目は全国で、といったイメージです。
・以上のことを具体的な数字でまとめてみますね!
■ 具体例
・このサービスを利用したい人の割合: 30 人中 3 人 ⇒ 10% と推定
・全国の中学生: 3,205,220 人 ⇒ 奈良県の中学生: 34,811 人
・全国の高校生: 2,956,900 人 ⇒ 奈良県の中学生: 31,582 人
⇒ 奈良県の中高生合計 66,393 人 × 10% = 6,639 人が、皆さんのサービスを使うかもしれない1年目のターゲット市場の顧客数
⇒ 仮に、サービス料金が 500 円で、年に3回使うとすると、6,639 人 × 500 円 × 3 = 9,958,950 円が、皆さんの会社の1年目の売上高
・めちゃくちゃ面倒くさいですよね?
しかし、自分で集めた数字や統計データを基に、数字で根拠を示せば、審査員は「このビジネスの実現可能性は高そうだな!」と印象に残りますよ。
中高生など一般消費者相手のビジネスプランを考えている方は、ぜひ総務省統計局のページを使いこなしてくださいね!
ターゲット市場は、自分で集めた数字や統計データを基に根拠を示す!
フィナンシャル計画(Financial Plan)の原文とアドバイス
■ 原文
< KPI (Key Performance Indicators: 重要業績評価指標)>
1.顧客数 520人 1ヶ月
2.売上高 520,000円 1ヶ月
< 起業して1年間の ①売上、②コスト、③利益(= 売上-コスト) >
① 売上 | 販売価格 | 販売数量 | 期間 | 金額 |
---|---|---|---|---|
メイク・ヘアメイク評価1 | 1,000 | 200 | 1か月 | 200,000 |
メイク・ヘアメイク評価2 | 1,500 | 150 | 1か月 | 225,000 |
メイク・ヘアメイク評価3 | 2,000 | 60 | 1か月 | 120,000 |
服レンタル | 550 | 1,200 | 1か月 | 660,000 |
ロッカー | 100 | 800 | 1か月 | 80,000 |
広告 | 30,000 | 10 | 1か月 | 300,000 |
ー 1か月合計売上 | 1,585,000 | |||
ー 年間売上 | 19,020,000 |
② コスト | 単価 | 数量 | 期間 | 金額 |
---|---|---|---|---|
売上原価(COGS: Cost of Goods Sold) ・服レンタル | 150 | 1,200 | 1か月 | 180,000 |
役員報酬 | 250,000 | 1 | 1か月 | 250,000 |
常勤社員の給料 | 220,000 | 2 | 1か月 | 440,000 |
メイク・ヘアメイク評価1人件費(客一人当たりの給料) | 400 | 120 | 1か月 | 48,000 |
メイク・ヘアメイク評価2人件費(客一人当たりの給料) | 700 | 60 | 1か月 | 42,000 |
メイク・ヘアメイク評価3人件費(客一人当たりの給料) | 900 | 30 | 1か月 | 27,000 |
社会保険料(給料の 30% と仮定) | 242,100 | |||
テナント | 300,000 | 1 | 1か月 | 300,000 |
- 1か月合計コスト | 1,529,100 | |||
- 年間コスト | 18,349,200 |
③ 利益 | 金額 |
---|---|
税引き前当期純利益 | 670,800 |
税金(40% と仮定) | 268,320 |
税引き後当期純利益 | 402,480 |
< 資金調達方法 >
クラウドファンディング 5,000,000 円
銀行融資 5,000,000 円
■ メンターからのアドバイス
・収支計画が非常に分かりやすく、数字も整理されていて大変素晴らしい!
・数字が極端に大きくも小さくもなく、しっかり考えられたことが分かります。素晴らしいですね。
・KPI から見ていきましょう。KPI 1の「顧客数 520人 1か月」の根拠があれば、それも書いてください。
ただ、Target Market で触れたように、皆さんのサービスを利用する人の割合が、仮に全中高生の 10% だった場合、「このサービスを提供する店舗にすぐ行ける距離で 5,200 人の中高生がいて、かつ、その中高生にこのサービスを知ってもらうこと」が KPI の達成条件になりますよね。
結構高いハードルだと思うので、どう具体的な広告宣伝を Customer に届けるのかを Target Market の項目などに書くとよいです。
また面倒臭いこと言ってるな~ と思うと思いますが、どうやって KPI を達成するのか具体的に書けば「ビジネスプランの実現可能性」を審査員は高く評価しますよ!
・売上は、複数の収入源を考えていて非常に良いです!
コストも細かく考えられていますね。しいて言えばマッチングサイトの開発費や維持費がないので、それも追加すると良いです。
・資金調達は、世の中にあまりないサービスを出す場合はリスクが大きいので、銀行融資は避けるべきです。
クラウドファンディングは可能性があるかもしれませんね。
・ちょっと現実的な話になりますが、もしこのサービスで起業する場合、スモールスタートで始めるのがオススメです。
例えば、いきなり店舗を借りるのではなくどこかの美容院や専門学校に間借りして安く始める。
また、アーティストを雇用するのではなく出来高払いの業務委託契約にすれば、固定給と社会保険料を支払う必要はないです。
・まずは自己資金+α で小さくサービスを始めて、このサービスがうまく機能すると分かれば、例えば3年目に大阪や京都などに拡大する、そのために2年目に銀行融資で大きなお金を借りるなど、将来的なゴールから逆算して、いつ、いくら資金調達するのか決めると良いですね。
フィナンシャル計画は、実現可能性を常に意識しながら数字のロジックを積み上げる!
事例その2「BLUE STAR」の総評
・以上です。皆さんのビジネスプランは、実体験から来る等身大の Problem を扱っており、「悩む時間をワクワクに変えるサロン」という魅力的なコンセプトを持っていることが素晴らしいです!
また、Financial Plan がとても具体的で、リアリティある数字を積み上げているなと感じました。
・一方で、
「色々あるが悩みの深い Problem は何なのか?」
「なぜアーティストやファッションブランドが格安でサービス提供してくれるのか?」
「どうやって Customer に広告宣伝していくのか?」
という点で説得力が足りていないところが課題だと感じました。
・ぜひ、この課題がクリアになるようビジネスプランを練り直してみてください。期待しています!
以上が、「BLUE STAR」の実際のビジネスプランと、メンターからのアドバイスです。
ぜひ皆さんのビジネスプラン作成の参考にしてくださいね!
2024/11/1 慶応義塾大学 環境情報学部(SFC)に合格者が出ました!
【PR】 GTE®PREP では、志望理由書や小論文、英語小論文などの大学受験対策を行っています。
「総合型選抜や学校推薦型選抜の出願書類をどう書けばいいか分からない!」
「受験直前だけど小論文対策や面接対策がしたい!」
「一般選抜の小論文だけ見てほしい!(国際教養大学の英語小論文と国語等)」
などで悩んでいる方は、ぜひご検討ください。英語で書く書類や、アメリカなど海外大学受験の Essay でも OK です。