高校生・中学生でもできる起業方法を教えてください!
Instagram や YouTube を使って何かやりたいです。
■ 高校生・中学生の起業ステップと大前提(※ 項目名をタップするとリンクが開きます)
- 【データ分析系】 アンケート調査代行
- 【データ分析系】 ウェブデータ分析
- 【データ分析系】 インタビュー調査代行
- 【SNS 運用系】 Instagram 運用代行
- 【SNS 運用系】 動画編集
- 【クリエイティブ系】 広告クリエイティブ制作代行
- 【クリエイティブ系】 イラスト・ウェブマンガ制作
- 【プログラミング系】 ウェブサイト制作・運用代行
- 【プログラミング系】 アプリケーション開発
- 【プログラミング系】 AI プロンプトエンジニアリング
(※ 目次をクリックすれば、どこからでも読めます)
Instagram 運用代行
必要なツールやスキル
項目 | 内容 |
---|---|
カテゴリー | SNS 系 |
初期投資 | 0 円~ |
無料で使えるツール | Canva, InShot など |
身につくスキル | 画像編集、動画編集、SNS マーケティングなど |
受験に有利になる学部 | ・映像学部、デジタルメディア学部など ・商学部、経営学部など |
どんな人にオススメ? | ・画像編集や動画づくりに興味がある中学生・高校生 ・SNS 分野で将来起業してみたい中学生・高校生 |
Instagram 運用代行とは、お店などのお客さんから依頼を受けて、お客さんの代わりに Instagram アカウントを運用する仕事です。
Instagram に使う画像や動画はスマホで手軽にとれますが、編集には専用の編集アプリが必要です。画像編集なら Canva, 動画編集なら Canva や InShot などを使えば無料で始められますよ。とくに、「画像編集や動画づくりに興味がある中学生・高校生」や「SNS 分野で将来起業してみたい中学生・高校生」にオススメの起業方法です。
Instagram 運用だけでなく、データ分析系の起業で解説している「ウェブデータ分析」も同時にできれば、より価値が上がりますよ。分析に強い人とチームを組めるかもしれません。
起業のステップ
まずは、Instagram を運用したい顧客を探し、その顧客の悩みを聞いてみましょう。
Instagram の運用代行を依頼するお客さんの目的は、「お店にもっとお客さんが来てほしい」「フォロワー数を増やしてブランド力、発信力を高めたい」など。
ビジネスでは、ただキレイな画像や面白い動画をアップすればよい訳ではありません。お客さんが具体的に何をやりたいかを整理した上で、Instagram を見た人が来店やフォローなどを思わずしたくなるような投稿を継続する必要があります。まずは下のようなことを実際に経験してみましょう。
【 Instagram 運用代行で最初にやること 】
1. お客さんから Instagram を使う目的、アカウントのイメージ、とくに見てほしいユーザー像などを聞く。
2. とくに見てほしいユーザー像がたくさんフォローしているライバルアカウントを複数調査し、投稿の内容、見せ方、ハッシュタグなどを調査する。
3. ライバルアカウントの投稿内容を参考に(イイ感じにパクって)、とくに見てほしいユーザー像が知りたい情報や抱えている悩み(Problem)を言語化した上で、悩みを解決する情報を投稿する。
4. 上記 3. を日々継続する。
5. いままでの投稿一つ一つについて、インプレッション数、新規フォロワー数、エンゲージメント数(いいね数+コメント数)、プロフィールのクリック数などを Google Sheets や Excel などの表計算ソフトに書きうつす。
6. 上記 5. から改善点や伸ばすべき投稿を分析し、表計算ソフトのデータとともにお客さんに報告する。
これなら私にもできそうです!
どんなスキルがあればお金をもらってできますか?
お金をとれるレベルで Instagram 運用を行うなら、一番手っ取り早いのはあなた自身のフォロワー数を増やすことです。
上記 1. から 6. を意識して、自分自身の Instagram アカウントでフォロワー数を増やすよう努力してみてください(可能であれば 1,000 フォロワー以上)。
フォロワー数を伸ばしていく過程で、投稿・リールズ、ストーリーズ、ライブはどうやるのか、画像編集や動画編集はどうやるのか、どう分析すれば伸びる投稿に改善していけるのかなどを習得できるはずです。それに、実際にこれだけ伸ばしたという実績は、お客さんにとってお金を支払う納得感を得やすいです。
また、Instagram の投稿や動画編集はとても時間がかかるので、一度でも取り組んだことのあるお客さんなら、「これだけ時間がかかるならそれくらいお金が必要だよね」と納得してくれやすいと思います。ぜひ、時間でお金を変えることを強調してください。
上の図は Instagram 運用の将来キャリアの一例です。
顧客の注文をとれたらぜひやってほしいのは、顧客の許可を取った上で、投稿内容を自分のアカウントに実績として載せること。自分の実績を他の人に分かりやすく示せるので、いまのお客さん以外のお客さんにもビジネスを広げやすくなりますよ。
大学受験で有利になる学部
映像学部や芸術学部の総合型選抜(AO入試)では、出願書類として自分が作った作品を提出するよう求められます。
受験間近になってあわてて作品を作るのではなく、まずは無料でもよいのでお客さん相手の動画編集経験やクリエイティブ(投稿文)作成経験を積んでいれば、スキルを高めた上で受験できるはず。
また、Instagram の分析、改善提案、新規企画など SNS マーケティングに取り組んでいれば、その実績は商学部や経営学部の総合型選抜(AO入試)で評価されます。例えば関西学院大学商学部の学部特色入試では、「事業経営を志向する者」の提出書類のネタにすることができそうです。
大学でウェブマーケティングの考え方や、デジタルコンテンツの広め方などを深く学べば、起業でもっとも大切な「集客力」が身につくはず。ぜひチャンスを見つけ、起業にチャレンジしてみてください。
動画制作・編集
必要なツールやスキル
項目 | 内容 |
---|---|
カテゴリー | SNS 系 |
初期投資 | 0 円~ |
無料で使えるツール | InShot, AviUtl など |
身につくスキル | 動画編集、脚本(台本)、SNS マーケティングなど |
受験に有利になる学部 | ・映像学部、情報工学部など ・商学部、経営学部など |
どんな人にオススメ? | ・動画や映画づくりに興味がある中学生・高校生 ・デジタルコンテンツ分野で将来起業してみたい中学生・高校生 |
動画制作・編集は、お店や YouTuber などのお客さんから依頼を受けて、動画を企画・制作・編集する仕事です。昔は YouTube 動画が圧倒的に多かったのですが、今は Instagram や TikTok の企業アカウントも積極的に動画を作っているので、仕事の幅は広がっています。
動画自体はスマホで手軽にとれますが、編集は専用の動画編集ソフトが必要です。InShot(パソコン、スマホともに利用可能)や AviUtl(Windows のみだけど高機能)などを使えば無料で始められますよ。いきなり高価格のソフトウェアを買うのももちろん良いのですが、機能が多すぎてあきらめてしまう可能性があるので、まずは手軽なアプリから始めるのも良い選択です。
この起業方法は「動画や映画づくりに興味がある中学生・高校生」や「デジタルコンテンツ分野で将来起業してみたい中学生・高校生」にオススメです。
動画を使った広告や PR はあらゆるビジネスや NPO などで使えるので、意外と応用範囲が広い起業方法です!
起業のステップ
最初は無料でもいいので、動画で何かを PR したいお客さんを探しましょう。
動画制作を依頼するお客さんは、「お店にもっとお客さんが来てほしい」「YouTube のチャンネル登録者や Instagram のフォロワー数を増やしたい」などの目的が明確にあります。
ビジネスでは、ただ面白い動画をアップすればよい訳ではありません。お客さんが具体的に何をやりたいかを整理した上で、動画を見てくれる人が来店やフォローなどを思わずしたくなるような動画を制作・編集する必要があります。まずは下のようなことを実際に経験してみましょう。
【 動画編集で最初にやること 】
1. お客さんから YouTube や TikTok を使う目的、アカウントのイメージ、とくに見てほしいユーザー像などを聞く。
2. とくに見てほしいユーザー像がたくさんチャンネル登録しているライバルアカウントを複数調査し、動画のテーマ、編集方法、ターゲット検索キーワードなどを調査する。
3. ライバルアカウントの投稿内容を参考に(イイ感じにパクって)、とくに見てほしいユーザー像が知りたい情報や抱えている悩み(Problem)を言語化した上で、悩みを解決する動画を撮影する。
4. InShot や AviUtl などの動画編集ソフトで動画を編集し、Canva などでサムネイル画像を作った上で、YouTube などに投稿する。
5. 上記 4. を日々継続する。
6. いままでの投稿動画一つ一つについて、視聴数、新規チャンネル登録数、エンゲージメント数(いいね数+コメント数)、プロフィールのクリック数などを Google Sheets や Excel などの表計算ソフトに書きうつす。
7. 上記 6. から改善点や伸ばすべき投稿を分析し、表計算ソフトのデータとともにお客さんに報告する。
これなら私にもできそうです!
どんなスキルがあればお金をもらってできますか?
お金をとれるレベルで動画編集を行うなら、ひととおりの動画編集を経験した上で、自分の強みに特化するのが近道です。
例えばカット作業、脚本づくり、データ分析などです。はたまた、サムネイル画像の作成に特化したり、講師ができるくらい動画編集ソフトに詳しくなるという道もありますよ。
動画編集にはとても幅広いスキルセットがあり、また非常に時間がかかる仕事です。なんでもやろうとすると、しんどくなるかもしれません。むしろ、ひととおりの動画編集作業をして自分の向き、不向きを見つけ、特化した方がお客さんに価値を提供しやすくなるでしょう。下記の表に、特化する作業の例をまとめてみましたので参考にしてみてください。
作業項目 | 作業内容 |
---|---|
カット | 視聴者があきずに見られるよう動画を分割やトリミングを行う |
テロップ挿入 | セリフやアイキャッチなどの字幕を分かりやすい文章にして挿入する |
企画・脚本づくり | 想定ユーザーのニーズを分析し、ニーズを満たす構成や内容を脚本にする |
お客さんとの会議 | お客さんの漠然としたニーズを言語化し、作業項目やスケジュール等を合意する |
データ分析 | 動画のインプレッション数やクリック率などの指標を分析し、改善策を出す |
サムネイル画像の作成 | クリック率の高い動画のサムネイル画像を作成する |
動画編集ソフトの操作 | 動画編集をする人に対して、動画編集ソフトの使い方をレクチャーする |
動画編集は、とんでもなく時間がかかる仕事です。お客さんに動画編集の価値を分かってもらうには、「もしお客さんが自分でやろうとすれば4時間かかりますよ。私が代行するので XX 円ください」と、お金で時間を買える点を強調してください。
料金メニューや基準を見せれば、お客さんのお金を払う納得感を高められますよ。例えば、元々の動画時間が 30 分未満ならいくら、30 分以上 1 時間未満ならいくらとか、動画時間によって料金が変わるなどです。
上の図は、動画制作・編集の将来キャリアの一例です。
少し現実を言うと、動画が作れる・編集できるというだけでは、ただの作業者であり高い価値を出すのは難しいです。動画制作・編集という基礎スキルがある上で、「お客さんとの要件定義」「企画や脚本づくり」「動画広告プロデュース」などの付加価値をつけるようオススメします。
大学受験で有利になる学部
映像学部や芸術学部の総合型選抜(AO入試)では、出願書類として自分が作った作品を提出するよう求められます。
受験間近になってあわてて作品を作るのではなく、まずは無料でもよいのでお客さん相手の動画編集経験を積んでいれば、スキルを高めた上で受験できるはず。ただし、将来の起業を考えるのであれば、理工学部や情報工学部などでデジタルメディアを学ぶのがオススメです。デジタルでコンテンツを作れるようになれば、規模が大きい、世界展開可能な起業ができるチャンスがあるかもしれません。例えば立命館大学の映像学部の総合型選抜(AO入試)などで、デジタルメディアの制作経験があると受験に有利になるでしょう。
また、動画編集そのものよりも視聴者の分析や改善提案に面白さを感じるかもしれません。この場合は、商学部や経営学部でマーケティングを学んだり、経済学部や工学部、データサイエンス学部などでデータサイエンスを学ぶのがオススメです。
大学でウェブマーケティングの考え方や、デジタルコンテンツの広め方などを深く学べば、起業でもっとも大切な「集客力」が身につくはず。ぜひチャンスを見つけ、起業にチャレンジしてみてください。
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