スキルのない高校生・中学生にオススメ! 超スモールスタート起業

~高校生・中学生にお勧め~超スモールスタート起業! 起業
起業に興味ある高校生
起業に興味ある高校生

起業したい! でも起業するには何をすればいいんだろう…

すごいプログラミングスキルとかがないと起業って無理ですよね?

 結論から言うと、まず起業しましょう。スキルやノウハウは起業した後にこそ身につきます。

 ただし、最初から会社をつくったり、資金調達したりする必要はありません。

 リスクを極限まで下げた、「短期間で終える超スモールスタートの起業(プロジェクト)」を何度も繰り返すことがオススメの起業方法です。

 なお、高校生・中学生の起業アイデア 10 選をまとめましたのでぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。

■ この記事で分かること

・何のスキルも持っていない高校生・中学生が、どう起業すればよいか分かります

・起業したあとでどうやってスキルが身につくのかが分かります

・実際に超スモールスタートの起業をした具体例が分かります

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■ 執筆 柏 陽平(ダイバーシティ・コンサルティング代表)
・高校生・中学生向け起業家教育プログラム「GTE®」メンター、共同運営者。他にロジカルシンキング研修、データ分析コンサルなど
・早稲田大学大学院商学研究科修了後、日産自動車入社。全員インド人のチームで IT プロジェクトのリーダーを経験するなどを経験
・小学校・中学校で不登校。5歳の子を育てる兼業主夫

 GTE / DECA JAPAN 生徒会には、「起業したい!」と言う高校生・中学生がたくさん集まっています。
 しかし、実際に起業する生徒はごくわずか。
 大半の生徒は、「スキルを身につけてから起業しよう」「起業のタネが見つかったら起業しよう」と何となく思ったまま、大学受験期を迎えて受験勉強のみに専念しがちです。

 大学受験に専念するのは悪いことではまったくありませんが、スキルや起業のタネがなくても起業は今すぐできます。
 そして、起業を目指したことで学力が上がったり、どの大学で何を学ぶか進路が見つかったりした高校生がたくさんいます。

 「これなら私でもできそう!」と思ってもらえるように記事を書いているので、ぜひ好きなところから読んでみてくださいね。

(※ 目次をクリックすれば、どこからでも読めます)

スキルのない高校生・中学生でも起業できる!

起業したい! でも何のスキルもない

起業したからスキルが身につく

 「スキルやノウハウがあるから起業できる」 そう一般的には思われがちです。

 しかし、実際には逆です。
 「起業したからスキルやノウハウが身につく」のです。

 具体的な目的や事業がない状態で、いくら起業の方法論を学んでも、プログラミング技術などを学んでも、挫折しやすいし学習効率が良くありません。
 高度なプログラミング技術で起業している高校生であっても、実際に起業したからこそ起業のタネを形にでき、プログラミングスキルを飛躍的に伸ばしています。

 ビジネスプランを書くだけでは起業で成功するスキルは得られません。

 なぜ起業後にこそスキルやノウハウが身につくかというと、「自分の責任で、顧客に約束したことを実行せざるをえない」環境に身を置けるからです。

 人間の脳や身体は超優秀なので、切羽詰まったプレッシャーのある環境に身を置けば脳は必要なスキルを勝手に吸収し、行動に向けて心や身体が動いてくれます。

 逆に言うと、プレッシャーのない環境に身を置いていたらどんなに大切なことであっても身につきません。

 スキルやノウハウがあるから起業できるのではなく、起業したからスキルやノウハウが身につくのです。

超スモールスタートの起業から始める

 …とは言っても、いきなり本格的に起業するのはリスクが高すぎます。

 最初はリスクを極限まで下げた超スモールスタートの起業から始めるのが普通の高校生・中学生にオススメの起業方法です。

 これくらいユルっと始めましょう!

1.会社はつくらない

2.顧客からお金はとらない(もらえればもちろんよい)

3.3か月程度でやめる

 起業のハードルがめちゃくちゃ下がりましたよね?

 起業という言葉に違和感があるなら、「プロジェクト」「起業部活動」などと読み替えてもかまいません。

 とくに大事なのが上記3.で、適当なところでいったん起業をやめて OK です。
 言い換えると「いつでも起業をやめられる」ようにして起業をスタートさせましょう。

 後戻りできない背水の陣で起業すると、何をするにもリスクが高すぎて自由にアクションできなくなります。

起業で失敗する可能性が高くなる、やってはいけないこと

 下記のようなリスクの高い起業は、最初の起業としてはオススメできません。

避けるべきこと1: 会社をつくる
株式会社や一般社団法人などの法人をつくるには、定款作成などに十数万円かかります。また、毎年の決算申告のための専門家への委託費用や、住所変更等の手続きだけでも数万円の印紙税がかかります。さらには、利益が出ていなくても法人税を毎年7万円前後を納税しなくてはなりません。

避けるべきこと2: 資金調達をする
家族や友だちからお金を借りたり、銀行からの融資を受けたりすると、ビジネスがうまくいかなくても必ず返さなければいけません。お金がからむと家族や友人との関係や進路選択に悲惨な影響が出てしまう可能性があります。また、行政や財団、企業からの補助金は返す必要こそありませんが、さまざまなドロドロとした要求が来て精神的に病んでしまうことがありえます。

避けるべきこと3: 固定費をかける
固定費とは、収入に関わらず支払わなければいけないコストのことです。例えば、会社をつくる、人件費を払う、有料のウェブサイトを作る、レンタルオフィスを借りるなどです。ビジネスがうまくいかなければ、お金を借りてでも返さなければならない場合があります。

 上記3つの共通点は、「お金のかかることを最初はやらない」です。

 お金をかけたのにビジネスがうまくいかないと、人間関係の破綻や今後の進路への悪影響につながる可能性があります。

GTEメンター柏
GTEメンター柏

それと、これは現実の話ですが…
起業してみた結果「自分には起業する能力がない」「自分には起業は向いていない」という残酷な現実に向き合う場合があります。

 このような現実に直面したとき、起業をいったんやめたり、起業のスケールを小さくしたりするオプションがあるのは大事なことです。

 世界を変えるような大きなビジネス、普通の高校生にはできないようなビジネスを始めた起業家には、どこか異常な部分、社会不適合の部分があることも多いのです。

 また、お金を扱う以上、好むと好まざるとに関わらず「清濁併せ吞む」現実に直面することも多くあります。正直に言うと、リスクの高い大きな起業はどんな高校生でもオススメできることではありません。

 しかし、もし自分には起業は向いていないと分かったとしても、皆さんの人生には大きなプラスになります。
 起業を目指したことで学力が上がったり、どの大学で何を学ぶか進路が見つかったりした高校生がたくさんいます。これについては後で紹介したいと思います。

超スモールスタート起業の3つのアクションサイクル

高校生・中学生起業のプラン例

高校生・中学生起業のアイデア

 超スモールスタートの起業では、ビジネスプランは何でもかまいません。

 ビジネスプランコンテストとはちがい、何か月もかけてビジネスプランの完成度を上げる必要も、人に分かりやすく説明する必要もありません。

 これくらいざっくりしたプランでいいので、とにかく動き出してください。

■ ビジネスプラン例

・ジェンダー問題を解決するためにワークショップを開きたい

・ChatGPT など生成 AI を使った IT サービスを作りたい

・総合型選抜(AO入試)に役立つ課外活動情報サイトを作りたい

 思いつきのプランで良いのです。とにかく早く動き出しましょう。

 もちろん、起業で最重要なことの1つは問題と解決策とのフィット(Problem Solution Fit)です。
 顧客が今すぐお金を払ってでも解決したい問題を解決しなければ、ビジネスとして成り立ちません。しかしそれは起業した後にやればよいのです。

 1つだけ守ってほしいのは、顧客候補となる人から直接話を聞けるビジネスプランで起業してください。
 顧客候補は、家族や友だち、自分自身など、自分に近いほど良いです。

 顧客の問題を自分の痛みとして感じられないと、解決すべき問題をはずしてしまいます。


起業後の3つのアクションサイクル

 起業は、ビジネスプランコンテストとはちがい「とにかくいかに早く実行するか」が勝負です!

 実行すべきは、1.顧客インタビュー ⇒ 2.プロトタイプ実装 ⇒ 3.顧客検証の3つのサイクルだけです。

3つのアクションサイクル「1.顧客インタビュー ⇒ 2.プロトタイプ実装 ⇒ 3.顧客検証」

 1.顧客インタビューでは、「解決したい問題は何か?」を、質問を繰り返すことで深掘りします。

 2.プロトタイプ実装では、顧客インタビューで聞き出した問題の解決に貢献できる、最低限必要な製品やサービスを作ります。

 3.顧客検証では、プロトタイプを顧客に見せて、顧客の問題解決に貢献できるか話を聞きます。

GTEメンター柏
GTEメンター柏

超スモールスタートの起業では顧客からお金をもらう必要は必ずしもないので、問題の痛みは小さくても OK です。

だから、「”自分の時間を使ってでも” 解決したい問題は何か?」と質問を置き換えてみてください。

 以上が3つのアクションサイクルです。
 下の表に、3つのアクションサイクルごとのビジネスプラン例を整理したので参考にしてみてください。

プランビジネスプラン1
ジェンダー問題を解決するためにワークショップを開きたい
ビジネスプラン2
ChatGPT など生成 AI を使ったIT サービスを作りたい
ビジネスプラン3
総合型選抜(AO入試)に役立つ課外活動情報サイトを作りたい
1.顧客インタビューそれぞれちがう学校の高校生十数人にインタビュー。

「女の子だから理系の進路選択はしなくていい」
「男の子だから将来稼ぎの良い職業につける学部に進学すべき」
など、ジェンダー観の刷り込みが進路選択を制限している問題がはっきりした。
ChatGPT でできることを調べた上で、友だちにインタビュー。

オタク仲間数人から
「創作小説を書きたいけどテーマが浮かばない」
という問題が複数あがった。
この問題は ChatGPT で解決できそうだというヒントを得る。
総合型選抜(AO入試)で受験したいが、
何も課外活動をしていない自分に自問自答。

自分が苦痛を感じる問題を1つ1つ書き出すと、
「総合型選抜で合格した高校生のモデルケースを知りたいが、
ロールモデルが見つからない」という問題に気づいた。
2.プロトタイプ実装ジェンダー観によらない進路の発見をテーマに、ワークショップを企画。

講義内容、グループワーク内容、タイムテーブルなどの案を作成した。
様々な種類のプルダウンリストを選んでいけば、
ChatGPT に指示するプロンプトテキストを出すウェブページの開発を企画。

ウェブページは単純な HTML / CSS で作成し、
一部 jQuery を適当なサイトからコピペして使用した。
ネットから情報をかき集めて、
総合型選抜に合格した数十人の高校生を調査。

「いつ」「どんな課外活動から始めて」「どの課外活動に集中したか」を整理して、
手書きのノートにまとめた。
3.顧客検証高校生数人から意見をもらい、ワークショップ内容を都度修正。

ウェブパンフレットを作成し、イベント告知サイトや SNS で参加者を募集。
オンラインイベントを開催する。
オタク仲間にウェブページを使ってもらい、
そこで出たプロンプトテキストをコピペして ChatGPT を動かしてもらい、
思った通りの創作小説になるか反応を検証。

オタク仲間の要望に合わせ都度ウェブサイトの動きやデザインを修正していく。
手書きノートを基に、無料ブログサービスに記事をどんどんアップ。

Google Keyword Planner などで顧客の問題を分析しながら、
Google Analytics で反応をチェックしつつ、
高校生がオススメの課外活動を選ぶために必要な情報を随時アップした。
得られるスキル問題発見スキル、集客スキル、ファシリテーションスキルなど問題発見スキル、AI プロンプト設計スキル、プログラミングスキルなど問題発見スキル、調査分析スキル、ブログ運営スキルなど
ビジネスプランを基にしてアクションサイクルを回す例

 小さな文字だらけの表ですみません。この表で何が言いたいかというと、最初はざっくりとした思いつきのプランで始めたとしても、1.顧客インタビュー ⇒ 2.プロトタイプ実装 ⇒ 3.顧客検証のサイクルを回せば、どんどんプランやスキルを磨き込めるということです。

 もちろん、この例のようなビジネスプランだけでは、顧客からお金を払ってもらえるレベルの起業にはなりません。

 それを起業と言っていいのか?と疑問に思うことでしょう。

 ただ、超スモールスタートの最初の起業では、「お金よりスキルを得るのが目的」と割り切ってよいと思います。

 お金を借りたり多額の固定費をかけたりしない限り、起業は何度でも繰り返せます。
 高校生のときからスキルやノウハウに磨きをかけていけば、起業の成功率はどんどん向上するでしょう。

 いくらビジネスプランを作っても、ビジネスコンテストで入賞しても、実際に実行しないと本当に起業につながるアクションにはなりません。
 起業では、プランよりも実行にこそ価値があります!

高校生起業の具体例

社会課題解決のためのセミナー事業の起業例

社会課題解決のためのセミナー事業

 GTE 実行力塾に参加した K さんと Y さん(ともに高2女子)は、「周りの価値観に合わせて自分を押し殺してしまい、自分を大切にすることができない中・高校生がたくさんいる」という社会課題を解決する起業(プロジェクト)を実行しました。

 期間は3か月。次のようなアクションを次々と実行することで、「本当の自分を大切にするためのワークショップを実現しました。

1. 毎週2,3回の Zoom ミーティングを実施。
  Google Document で話し合った内容と意思決定内容を議事録としてまとめた。

2. ワークショップ開催日をゴールに、3か月でやるべきタスクを逆算。
  Google Spreadsheets で To Do、主担当、期限などタスクを構造化し管理した。

3. 解決すべき問題を深掘りするため、同世代の中学生、高校生へ顧客インタビューとアンケートを実施。

4. 解決策となるワークショップの講義内容、グループワーク内容、司会進行方法などのプロトタイプ案を企画。

5. Canva と Google Document を使い、申し込みフォームを備えたウェブサイトを作成。
  見た人が参加したくなる文章を書き、イベント告知サイトや SNS を使って参加者を募集した。

6. 講義とグループワークにより専門性を持たせるため、書籍の著者や学会など十数件にアポイントメールを送付。
  応じて頂いた著者が学会に Zoom でインタビューを行った。

7. ワークショップ当日、1時間の講義と2時間のグループワークを実施。
  参加者にアンケートを行い、問題解決に貢献できたか検証したところ、平均 4.8 / 5 と非常に高い満足度を得た。

社会課題解決のためのセミナー事業で身についたスキル

 このセミナー事業で身についたスキルを、上記のアクションに追記します。
 彼女たちはこの3か月の起業で何を得たのでしょうか?

1. 毎週2,3回の Zoom ミーティングを実施。
  Google Document で話し合った内容と意思決定内容を議事録としてまとめた。
2. ワークショップ開催日をゴールに、3か月でやるべきタスクを逆算。
  Google Spreadsheets で To Do、主担当、期限などタスクを構造化し管理した。
 ⇒ タスクを計画し、進捗管理・リスク管理・問題管理をしながら実行していくプロジェクトマネジメントスキル

3. 解決すべき問題を深掘りするため、同世代の中学生、高校生へ顧客インタビューとアンケートを実施。
4. 解決策となるワークショップの講義内容、グループワーク内容、司会進行方法などのプロトタイプ案を企画。
5. Canva と Google Document を使い、申し込みフォームを備えたウェブサイトを作成。
  見た人が参加したくなる文章を書き、イベント告知サイトや SNS を使って参加者を募集した。
 ⇒ 顧客の悩みを探り、解決策となるサービスを企画、顧客を集客するウェブマーケティングスキル

6. 講義とグループワークにより専門性を持たせるため、書籍の著者や学会など十数件にアポイントメールを送付。
  応じて頂いた著者が学会に Zoom でインタビューを行った。
 ⇒ 見ず知らずの人にアポイントを取り、相手から話を引き出す営業スキル

7. ワークショップ当日、1時間の講義と2時間のグループワークを実施。
  参加者にアンケートを行い、問題解決に貢献できたか検証したところ、平均 4.8 / 5 と非常に高い満足度を得た。
 ⇒ 講義資料を作り、1時間顧客を飽きさせずに講義をし、2時間のグループワークを進行する講師スキル

社会課題解決のためのセミナー事業で身についたスキル「マネジメントスキル、マーケティングスキル、講師スキル、営業スキル」

 たった3か月の超スモールスタートの起業でしたが、彼女たちは次の起業に結びつく専門的なスキルをたくさん身につけました。

 「参加申し込みがあった以上、顧客の期待を裏切ることはできない!」
 「見ず知らずの高校生のインタビューに、快く応じて頂いた専門家の方々がいる以上、少しでも多くの中・高校生にメンタルマネジメントの重要さを伝えたい!」

 参加費無料のセミナーとはいえ、彼女たちは極度の緊張感をもって必死で講義内容やグループワーク内容を企画し、参加者を集め、セミナーを進行しました。

 「自分の責任で、顧客に約束したことを実行せざるを得ない環境」に身をおいたからこそ、何のスキルもない普通の高校生が、次の起業に結びつくチャンスを手にしたのです。

次の起業に向けて身につけておくべきスキル

 超スモールスタートの起業の最大の欠点は、お金に関するスキルを得にくいことです。

 自分の責任で顧客や資金調達先からお金を得て、さまざまな用途にお金を支払うのは、多大な責任を伴います。

 ビジネスコンテストでは価格戦略を考えたり収支計画を作ったりしますが、ビジコンと実際に起業とはまったく別モノです。

 「お金をもらう恐さ」に気づくかもしれません。

 無料でサービスを提供するのは、一見社会貢献活動として素晴らしいことのように思えますが、責任はどうしても薄くなります。
 心のどこかに、「無料だから」「社会貢献だから」と甘えが生じます。また残念ながら、無料でいくらでももらえるものに顧客は価値を感じなくなっていきます。

 次の起業では、顧客が今すぐお金を払ってでも解決したい問題に取り組み、責任をもって収益確保や資金調達に取り組んでみてください。

 なお、「スキルはないけど起業にチャレンジしてみたい!」「起業の仲間やメンターが欲しい!」という方は、全9回のワークショップとコンテストで将来の起業を目指す「GTE 起業力塾」も検討してみてください。

起業によって広がる高校生の進路選択

起業によって広がる高校生の進路選択

 起業に向けての行動は、親や学校の先生に反対されるかもしれません。
 受験勉強がおろそかになり、進路選択が狭くなると見られるからです。

 しかし、GTE / DECA JAPAN 生徒会の Alumni(アラムナイ、卒業生)には、起業を目指したことで学力が上がったり、どの大学で何を学ぶか進路が見つかったりした高校生がたくさんいます。

 なぜなら、起業に向けた過程で将来のキャリア目標が見つかったり、学校で学んだことを実社会に応用するリアルな感触を得たりするからです。

 大学生になった GTE / DECA JAPAN 修了生へのインタビュー記事を note にアップしているので、気になった学生のリンク先を読んでみてください。

かつきさん(京都大学(3年次にコペンハーゲン・ビジネススクールに留学))

かつきさんへのインタビュー

「人間ってホントに変わるんだな、教育って人を変える力があるんだな、と衝撃を受けたのが、教育学部を選んだ理由です。」

「高校3年生のときはずっと、自分のキャパシティがどんどん更新されていくような感覚があったんです。
 例えば、1週間分の受験勉強が必要な場合、今まで1週間かかっていたのに4日間で同じ成果を出せるようになりました。」

https://note.com/decajapan/n/nae663abc9c7a

せつかさん(米 Lakeland University)

せつかさんへのインタビュー

「実は、いままで興味がなかったことや、不得意だったりイヤだったりしたことに興味を持てるようになりました。」

「数学って好きな英語とぜんぜん関係ないでしょ、苦手だなあと思っていたのが、
 この数学の表現って英語で言うとこうだな!とか、これ、前に参加した課外活動で言っていたことと近いな、と興味を持てたりとか。情報の集め方、接し方が変わったなと思います。」(文章は一部改変)

https://note.com/decajapan/n/n0843abf4f083

せなさん(国際教養大学(3年次にポーランドの大学に留学))

せなさんへのインタビュー

「起業家精神を学んでいると、そこから「自分が将来やりたいことって何だろう」と考えるようになりました。
 そのとき気づいたんですよ。「待てよ、自分の将来って、世の中にある選択肢から探さなくてもいいんだ。もし今なければ、自分がやりたいことを作っていいんだこの世の中!」って。
 それで、「自分の選択肢を作るために、私は大学で学ぶんだ!」と、大学のその先が見えました。
 勉強って大学合格が終着点じゃないと気づけたんです。それで、受験勉強への姿勢がまったく変わりました。

https://note.com/decajapan/n/n41b14b658e5f

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