APU の一般選抜ってどんな試験ですか? 合格最低点も教えてください!
■ 立命館アジア太平洋大学(APU)の一般選抜(※タップするとリンク先が開きます)
- APU 一般選抜「入試方式概要」
- APU 一般選抜「科目、配点、合格最低点」
- APU 一般選抜「過去問の傾向と対策」
⇒ APU の総合型選抜(AO入試)、帰国生、国際バカロレア(IB)選抜についてはこちら
※ この記事の情報は、すべて令和6年度入試(2024年入試)に基づいています。
※ 本記事は筆者が独自に執筆しまとめたものです。正確な情報を得たい場合は必ず大学の公式情報をご確認ください。
(※ 目次をクリックすれば、どこからでも読めます)
APU 一般選抜 -前期日程の科目、配点、合格最低点-
< ※ 略称 >
APS: アジア太平洋学部
APM: 国際経営学部
ST: サステナビリティ観光学部
入試形式 | 共通テストの 科目と配点 | 個別試験の 科目と配点 | 合格最低点 (得点率) |
---|---|---|---|
■ 前期日程 | |||
前期方式 「スタンダード3教科型」 | なし | 3科目 320点満点 ・英語 120点 ・国語 100点 ・選択科目 100点(政治・経済、日本史、世界史、地理、文系数学から1つを選択) | APS: 199 (62.2%) APM: 180 (56.3%) ST: 162 (50.6%) |
英語重視方式 | なし | 3科目 250点満点 ・英語 150点(※ 英語資格で得点換算) ・国語または選択科目 100点(政治・経済、日本史、世界史、地理、文系数学から1つを選択) | APS: 141 (56.4%) APM: 146 (58.4%) ST: 127 (50.8%) |
共通テスト 併用方式 | 全科目のうち高得点1科目を採用 100点 ※ 「外国語」は英語資格で得点換算 | 2科目 200点満点(共テと合わせて3科目 300点満点) ・英語 100点 ・国語 100点 | APS: 192 (64.0%) APM: 167 (55.7%) ST: 148 (49.3%) |
※1 「前期方式」と「英語重視方式」の国語は、現代文と古典で、漢文の独立問題は出題されません。
※2 「英語重視方式」、「共通テスト併用方式」の英語は、英語資格のスコア基準で得点換算がされます(タップでジャンプ)。
※3 「英語重視方式」は、国語と選択科目(政治・経済/日本史/世界史/地理/文系数学から1つ)のどちらか高いスコアで評価されます。
※4 「共通テスト併用方式」の<物理基礎、化学基礎、生物基礎、物理基礎から2科目>は、2科目の合計点で評価されます。
※5 「共通テスト併用方式」の国語は、現代文のみです。
前期方式は、「英語」、「国語」、「選択科目(政治・経済、日本史、世界史、地理、文系数学から1つ)」の3科目の入試です。後述の英語重視方式とちがい TOEFL®や英検などの英語資格での得点換算はないので、英語資格を持っていない人はこちらで受験するとよいでしょう。
英語重視方式は、「英語」と「国語または選択科目(政治・経済、日本史、世界史、地理、文系数学から1つ)のどちらか得点が高い方」の2科目で評価されます。そのため、英語資格でハイスコアを持っているものの「国語がどうしても苦手!」という受験生は、かなりねらい目の入試形式です。
前期日程の合格最低点は、おおよそ同じ傾向で「APS(アジア太平洋学部) < APM(国際経営学部) < ST(サステナビリティ観光学部)」となっています。
APU の一般選抜 -後期日程の科目、配点、合格最低点-
< ※ 略称 >
APS: アジア太平洋学部
APM: 国際経営学部
ST: サステナビリティ観光学部
入試形式 | 共通テストの 科目と配点 | 個別試験の 科目と配点 | 合格最低点 (得点率) |
---|---|---|---|
■ 後期日程 | |||
後期方式 | なし | 2科目 220点満点 ・英語 120点 ・国語 100点 | APS: 133 (60.5%) APM: 142 (64.5%) ST: 111 (50.0%) |
共通テスト + 面接方式 | 3科目 300点 ・外国語 100点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 100点 ・数学 I・A、数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点1科目 100点 | 1科目 100点満点(共テと合わせて4科目 400点満点) ・面接 100点 | APS: 299 (74.8%) APM: 286 (71.5%) ST: 273 (68.3%) |
※1 「後期方式」の国語は、現代文のみです。
※2 「共通テスト + 面接方式」の英語は、英語資格のスコア基準で得点換算がされます(タップでジャンプ)。
※3 「共通テスト + 面接方式」は、大学入学共通テストの得点率が 60% 以上(合計得点 180 点以上)であることが合格の必要条件となります。
※4 「共通テスト + 面接方式」および「共通テスト方式(後期型)」で、<物理基礎、化学基礎、生物基礎、物理基礎から2科目>は、2科目の合計点で評価されます。
「後期方式」は、英語と国語の2科目だけの入試です。2023年度のデータでは、他の入試方式とちがって APM(国際経営学部)の合格最低点がもっとも高くなっています。
「共通テスト + 面接方式」は、共通テスト3科目と面接との組み合わせとなっています。面接は約 15 分で、出願時に提出をした志望理由書の内容に関する質疑応答などを行います。
後期日程の合格最低点は、2023年度データだと前期日程ほど学部間の差はありません。自分が行きたい学部と得意な科目に合わせて受験するとよいでしょう。
APU の一般選抜 -共通テスト利用方式の科目、配点、合格最低点-
< ※ 略称 >
APS: アジア太平洋学部
APM: 国際経営学部
ST: サステナビリティ観光学部
入試形式 | 共通テストの 科目と配点 | 合格最低点 (得点率) |
---|---|---|
■ 共テ利用(前期) | ||
共通テスト方式 「大学入学共通テスト利用 7科目型」 | 7科目 900点満点 ・外国語 200点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 200点 ・数学 I・A 100点 ・数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点4科目 400点 | APS: 655 (72.8%) APM: 592 (65.8%) ST: 528 (58.7%) |
共通テスト方式 「大学入学共通テスト利用 5科目型」 | 5科目 1,000点満点 ・外国語 200点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 200点 ・数学 I・A 200点 ・数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点2科目 400点 | APS: 731 (73.1%) APM: 660 (66.0%) ST: 600 (60.0%) |
共通テスト方式 「大学入学共通テスト利用 3教科型」 | 3科目 500点満点 ・外国語 APS と ST は 200点、APM は 150点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 150点 ・数学 I・A、数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点1科目 APS と ST は 150点、APM は 200点 | APS: 354 (70.8%) APM: 329 (65.8%) ST: 304 (60.8%) |
■ 共テ利用(後期) | ||
共通テスト方式(後期型) 「大学入学共通テスト利用 5科目型」 | 5科目 1,000点満点 ・外国語 200点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 200点 ・数学 I・A 200点 ・数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点2科目 400点 | APS: 677 (67.7%) APM: 677 (67.7%) ST: 682 (68.2) |
共通テスト方式(後期型) 「大学入学共通テスト利用 4科目型」 | 4科目 800点満点 ・外国語 200点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 200点 ・数学 I・A、数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点2科目 400点 | APS: 587 (73.4%) APM: 564 (70.5%) ST: 552 (69.0%) |
共通テスト方式(後期型) 「大学入学共通テスト利用 3教科型」 | 3科目 500点満点 ・外国語 APS と ST は 200点、APM は 150点(※ 英語資格で得点換算) ・国語 150点 ・数学 I・A、数学 II・B、地歴、公民、理科から高得点1科目 APS と ST は 150点、APM は 200点 | APS: 367 (73.4%) APM: 400 (80.0%) ST: 367 (73.4%) |
※1 「共通テスト方式」の英語は、英語資格のスコア基準で得点換算がされます(タップでジャンプ)。
※2 「共通テスト方式」で、<物理基礎、化学基礎、生物基礎、物理基礎から2科目>は、2科目の合計点で評価されます。
共通テスト方式は3タイプありますが、科目数だけでなく配点もかなりちがいます。ぜひ皆さんの共通テストスコアがもっとも有利に働く方式を選択してください。
とくに、共通テスト方式「5科目型」は、前期も後期も、「数学 I・A」が 200 点、「数学 II・B、公民、地歴、理科」から高得点2科目で 400 点(各 200 点)であり、共通テスト方式「5科目型」は理系の高校生に若干有利な配点と言えるかもしれません。
合格最低点は、共テ利用(前期)では「APS(アジア太平洋学部) < APM(国際経営学部) < ST(サステナビリティ観光学部)」となっています。一方で、共テ利用(後期)は、2023年度データでは差がほとんどありません。
難しい判断ですが、「学部を変えてでも APU に合格したい!」という受験生は、得意科目や過去のデータ推移を見ながら志望学部を検討してくださいね。
なお、共通テストの得点は、得点調整をされた上で評価されます。色々ややこしいので、APU の一般入試募集要項の「共通テストの科目の取り扱い」をよく読んでください(なお、浪人生の方は、過年度の成績は使用できません)。
合格に向けて、どんな勉強をしていけばいいですか?
このページの上で話したとおり、「英語資格でハイスコアを持っている高校生」「共通テストの外国語と国語が得意な高校生」が、APU の受験で有利です。
とくに TOEFL®や英検などの英語資格を持っていれば非常に有利なので、高3の夏から本腰を入れる・・・ のではなく、早めに英語資格にチャレンジしておきましょう!
⇒ 立命館アジア太平洋大学(APU)の一般選抜の概要はこちら
⇒ 立命館アジア太平洋大学(APU)の過去問の傾向と対策はこちら
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